20代で人生の年収は9割決まる

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僕は30代ですが、本書を読んでみました。今、会社の職場では、何が起きているか。

30代以上の世代は、「効率化」「段取り力」「優先順位」「ハック」
などがビジネスパーソンにとってとても重要なことと考え、
そんなテクニカルなテーマのビジネス書がもてはやされ、巷にあふれています。

そして、それができない20代部下に対して、「そんなこともできないのか」
と叱ります。なじります。
20代の社員はそれで萎縮し悩んでいます。

つまり、ここに世代間のギャップが生じています。

本書では、「効率化」「段取り力」「優先順位」「ハック」以前に
20代はビジネスパーソンとしての基本動作の重要性、

つまり、20代では愚直に汗をかいて「仕込む」ことの重要性を説きます。

なるほど、本書は20代にターゲットを絞ったありそうでなかったテーマの本。
そして、急速に変化・進展する世の中で、社会人になったはいいが、
ビジネスキャリアについて、焦って、悩んで、彷徨っている20代に対して、
人生の道筋の指針と戦略をアドバイスしてくれる本。
(企業と利害関係のある、就活コンサルタントやキャリアコンサルタントではない
立場からこめられたメッセージが本書を差異化させている)

20代(就活中の学生含む)にとって役に立つのはもちろんですが、
30代以上のビジネスパーソンは本書を読んで自分の部下に対する接し方や
20代を理解してあげることを学ぶとよいでしょう。

ところで、20代の自身のキャリアに後悔と反省をしている30代以上の方。
俺が20代のときにこの本を読んでおけばなあと残念に思った方。
「20代で人生の年収は9割決まる」

ならば、「30代以上で人生の年収は1割決まる」余地は残っているわけです。

それが「起業」だと思います。
起業して成功する確率は1/10程度。本書のタイトル、いいセンついています。

30代以上は本書を読んで自分のビジネスキャリアを振り返った上で、
人生の年収を今後どう上げていくか考え直すのによいきっかけ、気づきの本にもなることでしょう。


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